2020年8月25日火曜日

資産運用の方法 アセットロケーション 資産をどこに置くか


 

アセットアロケーション(資産配分)のことは以前に書いたが、今回はよく似た言葉のアセットロケーションについて述べてみたい。アセットは資産、ロケーションは場所のことである。どこの口座に資産を組み入れるかを決めることである。インデックス投資で重要なのはまずはコストである。コストが安く済むところに資産を入れることが重要である。今までは個別のファンドの購入手数料、運用手数料のことをいやというほど書いた。コストの安い商品を扱っている販売会社に口座を持つことが大切である。

もう一つ大切なのが税金のことである。これが馬鹿にならない。資産が大きくなるほどびっくりするほど取られることになる。非課税口座を利用することだ。現在非課税口座というと、日本では確定拠出型年金(iDeCo)とNISAである。ただこのような制度はたびたび変更や新たな制度が作られることがあるので普段からよく情報を仕入れなければならない。

現在の2つの制度ではどちらが節税になるかというと確定拠出型年金である。ただし60歳までは受けとることができないのには注意が必要である。普段の生活資金に余裕がないのに拠出を多くしてしまうと、引き出せないので困ってしまう。そのことを除けばお得な制度である。

確定拠出年金は企業型の運用で得た利益は全額非課税となる、個人型でも控除”の枠内に収めれば、税金はかからない。掛け金の分、所得税、住民税が控除される。投資信託の手数料が安い。万が一自己破産しても、確定拠出年金のお金は守られる。

一方NISAは運用益のみ非課税になるが、いつでも引き出すことができる。所得税、住民税の控除はない。NISAとつみたてNISAがある。現在は選択制であり、NISAは年間の投資枠は大きいが、運用年数は短くなる。逆に積み立てNISAは毎月の積立額は小さいが運用年数は長くなる。どちらが良いかは人それぞれなので、ここでは細かいことは延べない。詳しくは金融庁のサイトを見てほしい。

確定拠出年金口座とNISA講座の使い方だが、確定拠出年金口座に使い、次にNISA講座、特定口座と振り分け、特にリターンが高いと思われるもの(外国株式)ほど確定拠出年金を使うとよい。

分かっているとは思うが、銀行預金は一行1,000万までには忘れないように。個人向け国債は銀行でも証券会社でも購入できるが、証券会社は購入キャンペーンをたまに行っている。

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