2020年5月5日火曜日

息子に伝えたい健康に関する重要事項(箇条書き)

 


 人生の中で大切なものの一つに健康がある。著者はどちらかというと幼少から体が弱い方であった。だから人生の中で最も大切なものは健康であるという思いが強い。実際不健康であると精神的にも不安定になりやすい。経済的に裕福であっても、不健康で苦しむことある。
 もちろん難病の方でも有意義な人生を送る方もいる。いや病気になったからこそ大切なことに気づけることも多い。しかし病を持っていても、より健康であることは大切である。より健康であることは精神的にも安定するので、物事の判断も的確になりやすい。また、できることの幅が広がる。経済的にも安定しやすい。
 
しかし健康の情報は玉石混淆、お金儲けの手段にも使われる。著者が今まで学び、経験してきたことから、健康に関する息子に伝えたい重要点を箇条書きにしたい。 
 
 『りょうてんのおすすめ、読んでおくべき良書』のブログに記載した健康関連の本もぜひ一緒に読んでいただきたい。

健康
健康は千金に値する。健康に気をつけよ。
・病気の治療よりもまずは予防に力を入れること。
・橋本敬三先生の食(食事)・息(呼吸)・動(運動)・想(精神)から健康を考えると良い。
・食に気をつけ、適度に体を動かすこと。心にわだかまりを持たず、恬淡虚無でいること。
・精神の糧となる書を読み、心の指針を持つこと。
・何事も本質を見極めようとすること。短期的視野に陥らずに、長期的視野に立つこと。
・健康に関してケチりすぎてはならない。だからといって、高額なものや高額なサービスはそれだけの価値がないと考えたほうがよい。
・健康器具、健康食、サプリメントには気をつけたほうが良い。
食の基本は近藤正二先生『日本の長寿村・短命村』を参考にすると良い。
・自然に親しむことは生命力を上げる。
・運動は大切だが過酷なものはいけない。歩く、ストレッチなど簡単なものでも良いので少しづつ続けるのが大切である
・体の根本を調える運動が良い。例えばヨガ、気功など。他にもいいものがあるかもしれない。歩く、ストレッチなどは一番基本で効果も良いと感じる。自分にあった運動を続けるのが良い。
・著者が行った運動法で効果が感じられるものをあげたい。スワイショウ呼吸法、真向法、ヨガなどのストレッチ、軟酥の法など。呼吸法は効果が高いがやり方によっては気が上がりすぎることもある。著者は西野流呼吸法をよく行ったが、パワーが出るが気があがりすぎることがある。
・精神と体は表裏一体である。体が健康であれば精神も健全になり、精神が健全であれば、体も健康になる。
・まずは体からコントロールするほうがやりやすいが、精神からのコントロール同時に行うことも大切である。
・精神の糧となる書を見つけると良い。著者は西洋思想よりも東洋思想のほうが好きである。仏教、老荘思想、ヴェーダ哲学(バガヴァッド・ギーター)が好みである。歎異抄も好きである。
・小泉太志命大先生は『宗教、警察、病院』には近づくなと言われた。宗教的精神は大切であるが、宗教団体はややこしい。
結果や評判を気にして、追い求めてはならない。淡々と己の与えられたことをすると良い。
・瞑想を行うことは良いことである。
・西洋医学では公衆衛生、疫学をよく学ぶことが大切である。
・予防接種は大切である。ただしアナフィラキシー、副作用に注意すること。予防接種後30分から1時間はすぐに医師にかかれるように余裕を持っておくこと。


鍼灸・漢方について
・足三里のお灸や、井穴刺絡は自分でも行え、効果が高い。
・万病は首肩のこりが原因のことが多い。普段から首肩の運動をし、凝らさないように気をつけること。
・鍼灸治療は著者が業とするところであり、健康管理に非常に効果が高い。しかし上手な術者を見つけることが難しい。下手なものにやられると健康を害することもある。
・他人に健康を任すのではなくまず自分でできることをするべきである。そこに上手なプロの治療(鍼灸など)をいれるとより良い。
・漢方治療よりも鍼灸治療のほうが効果が出しやすい。ただし置鍼を行うような下手な鍼灸師にかかってはだめである。毫鍼は難しいので、刺絡治療を全身丁寧に行ってくれる鍼灸師を見つけなくてはならない。灸も全身を丁寧に行ってくれる術者がよい。理屈だけの口のうまい術者はだめである。衛生面に気を使っていることも大切である。
・名医という評判がある人が名医とは限らない、著者の経験では有名な鍼灸師や漢方医が名医でないことの方が多かった。
・からだ全体を治療してくれる治療家が良い。
・刺絡治療は難病の原因である瘀血を取るので効果が高い。鍼灸治療の中ではおすすめである。基本的な技術が身に付き、衛生面(滅菌など)に非常に気をつけている治療家にしてもらわなくてはならない。日本刺絡学会で実技講師をしている、していた治療家や刺絡学会の認定を受けている治療家を参考にするとよい。
・次に良いのが灸である。焼き切るほうが効果が高いが、熱さに弱い、火傷に弱いものは気をつける必要がある。
・毫鍼は最も一般的な鍼治療であるが、一番難しい鍼である。置鍼では効果がない。毫鍼をうまく使える鍼灸師はほぼいないと思っておいたほうが良い。著者も毫鍼が上手と思える鍼灸師は師匠一人しかあったことがない。
・病気で困ったときには西洋医学だけでなく、東洋医学も視野に入れること。併用することがよい。
・漢方は保険も効くので試してみる価値がある。普段から自分にあう漢方を数種類見つけておくと良い。
・漢方をしっかり勉強している漢方医に処方してもらう必要がある。


 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

それでも毫鍼が大切

「 毫(ごう)鍼を受けるな、刺絡を受けよ。 」「 毫鍼は受けるな。刺絡がなければ灸を受けよ。 」で毫鍼(細い鍼に柄のついた一般的によく見る鍼)を受けることを否定してきたが、毫鍼の効果を否定しているわけではない。何度も言うように毫鍼が上手な、上手と言わなくてもそれなりに使える鍼師が...